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2007年8月27日月曜日

こんぴらさん

別に美術鑑賞が趣味というわけではないけど、お散歩やサイクリングで行けるちょうどいい場所に美術館などがあるのでよく行きます。 昨日は藝大美術館の金刀比羅宮 書院の美。

丸山応挙や伊藤若冲、岸袋の障壁画の展示で、美術展というより博物館より?立体的な展示で、展示とは関係ない通路部分にも簾をかけたりと、可能な限り空間を再現しようとする藝大美術館の心配りが随所に感じられる展示でした。キュレーターというのはこういう工夫とかも考えなきゃいけないのね・・・。最近の若冲人気や夏休み中ということもあり、結構混んでたけど興味深い内容でした♪実際の金比羅さんでも入れない部分のものも展示されています。

同時開催の歌川広重の名所江戸百景も、東京周辺の昔の姿や地名の由来など、面白かった~。古地図を見てウチはこの辺とか探したり。

写真はお土産に買った「こんぴら狗」。お参りにいけない飼い主の代わりにお布施と餌代を首に提げて、旅人から旅人へ託され、金比羅山まで連れて行ってもらって、ちゃんとお札をもらって帰ってくるという昔も今も犬は働き者ってお話。犬ってえらいな~と思いつつ、生まれ変わるならかわいいだけがお仕事の猫の方がいい私。

行きしなは、私が道を誤ったせいでちょっと遠回りになってしまったけど、ちょうど夏祭りシーズンだったので谷根千お祭り巡りもできました。途中神輿渋滞に巻き込まれましたが、下町のお祭りは夏!って感じで風情がありました。

2007年7月28日土曜日

De qui s'agit-il ?

国立近代美術館で開催されているHenri Cartier-Bresson(HCB)知られざる全貌に行ってきました。自転車で行こうと思ったんだけど、あまりの暑さに断念。

写真と言うのは誰にでもシャッターを押せば撮れるわけで、その写真を特別なものにできる高名な写真家というのはどういう写真を撮るのか、という疑問が常々あったので気になっていたのです。今回展示されている写真は報道写真から、日常の風、人物のポートレートなど様々で、教科書などで見覚えのある写真も。

歴史における決定的な瞬間も、人間の日常的な仕草の一瞬も、切り取った一瞬にそこに至る過程や、この後どうなるかという暗示を盛り込む、事件が持つ複雑な背景や人の潜在意識をその一瞬に引き出してしまうのがHCBの写真なのではないかと思います。そしてそれを切り取るときの構図。「あーでもないこうでもない」と逡巡するのではなく、眼前の光景が完璧になる瞬間を本能的に察知する、まさに"gift"。

この写真展、アートでもありますが報道写真が多く、「この時代にこの国ではこういうことがあった」という背景を知っていないと写真の本来の価値がわからないと思います。世界史は必要最低限しかやっていないので、世界史で大学受験したダンナサマに解説してもらいつつ見ていましたが、己の不勉強を悔やむこととなりました。一人で行かなくてよかった。

会場で上映されていたインタビューVTRがいかにもフランス人的、詩的な物言いですごく面白かったんだけど、室内のあまりの寒さに途中で諦めることになるました。残念。

2007年6月2日土曜日

vers Paris

東京藝術大学の美術展にお散歩がてら行ってきました。

途中根津で腹ごしらえ。本当はいつものおうどん屋さんに行きたかったのですが、かなりの行列だったので茶房はん亭でお昼ご飯。あそこのランチは観光客価格だと思われます・・・。

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東京藝術大学とその前身東京美術学校が輩出した作家の作品を通して、日本独自の「洋画」というジャンルを振り返るとともに、そのコレからを考えるという展示です。

私のお目当ては佐伯祐三。たぶん「上野のパンダ」みたいな扱いで、名前だけだしてちょっとしか置いてないんだろうな~と思ったのですが、意外(失礼!)と多くて嬉しかった。佐伯祐三の描いた裏ぶれたパリの風景がとても好き。

もう一つのお目当ての藤田嗣治は、これも人寄せパンダではなくきちんと置いてありました。昨夏の近代美術館での展示で見たものばかりだったのですが、これは仕方ないかな。テーマが「パリへ」なので、当然私の好きな南米時代の退廃的でビビッドな絵が少なかったのが残念。

テーマの一つである「これから」なのですが、私には前衛的すぎました。ガラス板と新聞紙で「作業中!?」みたいな空間に吊り下げられた冷蔵庫と温度計の刺さった白菜(なぜ白菜!?)で、しかもタイトルにロヴェスピエールって・・・フランス革命??

大学の美術館なので落ち着いて見ることができたのがよかったです。美術館にはホテルオークラのカフェテラスが併設されてたので、あっちでお昼食べてもよかったかも~。

2007年5月13日日曜日

ashes and snow



ずっと行きたかったノマディック美術館 ashes and snowへ。

公開前からかなり期待していたのですが、美術館で泣いたのなんて初めて。空間そのものや和紙に印刷されたスタイリッシュな写真もすばらしいのですが、映像作品が衝撃的。

陽光や水しぶき、風紋など演出では作りえない映像のあまりの美しさと、人間と動物がこんな関係でいられるんだという驚きに私は号泣。ハンカチを忘れたため、ダンナサマのハンカチをお借りしました・・・女子失格です。ハンカチ必須と言いたいところですが、周りに泣いている人はいなかったので別にいらないかも。

自然は崇高なまでに美しく、人間もまたその一部であるということを「感じ」させられる(「考え」ではなく)作品でした。環境がどうとか自然との共生とか、そんな理屈よりもずっと心にダイレクトに響く何かがあります。言葉が足りないのがもどかしい!

3時間近く美術館の中にいて、出てからも少しふわふわとした気持ちでいたのですが、ミュージアムショップのお兄さんの「今なら写真集(16800円)をお買い求めいただけますとDVD(6800円)と○○をおつけいたします!」と言うバナナの叩き売りみたいな売り口上に一気に現実に引き戻されてしまいました。そのセット販売かなり魅力的だったのですが、DVDとアコーディオン(小さな蛇腹式写真集)で我慢しました。

美術館そのものもアートで、夜行ってもかなりステキなんだろうなぁと思います。22時まで空いてるし、また行きたい・・・。

2007年4月1日日曜日

オルセー美術館展


お弁当で腹ごしらえしてオルセー美術館展へ。

日本の美術館って本当に混んでいて大変!特に印象派の絵なんて遠くから(油絵は1号につき畳1畳分のスペースは必要らしい)見ないと意味がないのに、間近で見ないといけないのが辛い。ただの点になってしまう絵が多くなってしまいます。

オルセー美術館所蔵品の中で私の好きなパリ祭の絵は今回は来ていなかったけど、今回メインのベルト・モリゾの肖像やモネのルーアン大聖堂など、気になるのも多数。ベルト・モリゾの肖像は「メインにするには小品じゃないの~??」と首を傾げていたのですが、実物を見てみると黒が美しく、こちらを見据える目が印象的な作品でした。
この後予定があったのでゆっくり見られなかったのが残念!

中でも気に入ったのはギュスターブ・モローの「ガラテア」。自分の美しさ、それに恋焦がれない男がいないことを熟知しているガラテア(無意識なようで挑発的なポーズ!)と、そんな彼女に横恋慕するポリュフェモスの嫉妬が描かれた幻想的な作品です。ギリシャ神話好きなので。でもポリュフェモスは醜悪な巨人だったのではなかったかしら~??ちょっと美化されているような気もいたしますが。
 
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