ママとダンナサマと3人で栄児家庭料理で念願の麻婆豆腐を食べた後、ママと銀座で映画デート。2人で楽しみにしていたVOLVER<帰郷>です。ママと行って正解でした。そもそも映画の趣味が合わないダンナサマですが、私が男だったら見るとブルーになります。「おれたちいらないのかな」って。
ペドロ・アルモドバルらしいカラフルだけど鈍い色彩やざらついた映像、絵の切り取り方も面白かった(食器を洗うシーンとか好き)し、何よりペネロペ・クルスがよかった!バニラスカイのぶりぶりな演技-まあアレはトム・クルーズとのラブラブ期というのもあるのでしょうが-はなんだったのかと言うくらい生き生きしてて、シャープな顎のラインやキツめのアイメイクなど何から何まで格好いい。夫の死体の扱い方なんてすごすぎて笑えるほど。
女は、特に母は逞しく生きているという映画です。こういう「女の互助会」、どっかで見たことあるな~と思ったら、西原理恵子のパーマネントのばらでした。こっちは「それでも男を好きになってしまう女の哀しさ」がありましたが、この映画にはそれすらなく。TV Bros.の映画評に「おかんとアタシ、おとんは知らん」というものがありましたがまさにその通り。見終わった後はものすごく清々しい気分。
私のお気に入りはラスト10分くらい。どんなに逞しい女でも、母親の前では子供に戻ってしまうんだなって。だからと言って、いい年して「ママ、ママ」言って、たまの休日にオットを放って2人遊びに行く言い訳にはならないのですが。
映画って一緒に観に行く人とかシチュエーションにも左右されるところがあるけれど、ベストな人とベストな時に観る事ができてよかったです。しかしながらベストでなかったのは映画館。入り口と出口が同じなので入れ替えが大混雑。上映が遅れるなんて初めてです!シートはふかふかで広かったけどびっくりしました。
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ところで予告編をやっていたトランスフォーマー。
あんなものにどうやって勝とうと言うのでしょうか??
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